China LIFE&IT情報(中国・成都在住)

2015年から新卒で中国(成都)のベンチャー企業で働いてます。中国のIT情報など紹介していけたらと考えています。

習近平のイギリスでの史上最高のおもてなし、その裏でアリババも、、、

 日本のニュースでも話題になった2015年10月19日に習近平がイギリスに約300億ポンドにもなる買い物をし、イギリス側も中国側に対して史上最高のおもてなしをした事はまだ皆さんの記憶に新しい部分だと思われます。

 

 まず300億ポンドとは、日本円で約5兆円です。

 訪問の目的を一言で表現すると『买,买,买』,中国語ですが直訳すると『買う、買う、買う』と、額からも分かるように沢山の投資をしました。

 

 5兆円ともなるお金をどこに投資したかというと、大きく分けて4つの部門に分ける事が出来ます。

  • 観光
  • 交通
  • エネルギー
  • 教育 

 来年1月には、元々半年間の観光VISAであったが、来年1月には二年間マルチVISAになるみたいです。 

 日本でも中国人観光客が日本でお金を沢山使ってくれるが為に、観光VISAは徐々に緩くなっており中国人観光客は増えている一方である。緩くなったとはいえ、まだまだ自由とは言い切れず旅行会社を通してホテルや航空チケットを取る必要があるのである。

 

  しかし習近平がイギリスを訪れる前に、イギリスのキャメロン首相はアリババの馬雲氏を自身の特別経済事務顧問としてすでに招待されていたのである。

馬雲氏はイギリス王室にてこう宣言した。

『战略中心』

馬雲氏は今後ヨーロッパ圏などを中心に攻めていくと宣言したのである。

同時に、馬雲はイギリスの国産ブランド(約200種類)を天猫でのオンライン販売はどうかとも勧めたのである。

事実上、中国は今回だけに関わらずイギリスに対して沢山の投資をしてきました。(オンライン上での保険、旅行、教育部門などに対して)

 

 これまでの中国のイギリスに対する投資はまだまだ序の口である。科学・観光部門に対しての投資は少なく、これからはインターネットや科学部門び対する投資はもっと増えてくるであろう。

American Enterprise instituteが示した数字として、2005年以降、アメリカ、オーストラリア、カナダを除いてイギリスに対して中国は一番投資の多い国であり、292億ドルにも及ぶと言われている。その中でも特に投資の多いのが不動産、エネルギー、金融部門である。まだオンライン販売などが含まれていない事からわかるように、IT部門でのイギリス、又はヨーロッパ圏における投資はまだまだ増えそうである。

 

 

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